TEAM GIFTEDのウェブサイトを訪れてくださりありがとうございます。創立者の下津浦陽子です。TEAM GIFTEDは、LD(学習障がい)や自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群など)のために、学習や学校、家庭での生活がうまくいかずにいる子どもやその親たちをサポートする組織です。専門知識を持ったスタッフが、時間をかけて子どもたちの特徴を見極め、それぞれにあった学習方法を探し出し、社会性を学ぶ手助けをします。ここに連れてこられる子どもは、例外なく、「自分はダメなんだ」という思いでボロボロに傷ついています。そして多くの親は、どうしたらいいか分からず混乱し、子どもが理解できないという罪の意識に疲れ果て、将来に絶望しています。しかし、私たちの経験から言うと、子どもたちに最も不足しているのは、能力ではなく、適切なアプローチです。学習方法が合えば、学力は伸びます。そして「自分もやればできるんだ」という自信は、必ず子どもたちを変えます。TEAM GIFTEDの原点は私の息子、Eijiです。彼は2004年9月、小学1年生の時にディスレクシアと診断されました。教科書が読めず、級友にいじめられ、「僕はバカだ」という思いから抜け出せずにいた彼に、学ぶ楽しさ、友を持つ喜びを知ってほしいーーそんな思いから、ディスレクシアを巡る教育事情を調べるうち、欧米ではいかに理論に基づいた教育プログラムが整備され、子どもたちに豊かな可能性が開けているかを知りました。息子を留学させる決意を固め、同じ境遇で悩んでいる親子の役に立ちたいと、留学のノウハウを伝える活動を始めたのが2008年4月のことでした。生徒たちの具体的な目標は様々です。定期テストや受験に対応できる学力を養うこと。うまく学校生活に溶け込めるように礼儀作法やコミュニケーションの仕方を身に着けること。より整った教育環境に身を置くため短期や長期の海外留学を目指す生徒もいます。スタッフは最新の発達障がいを巡る研究の動向に関心を持ち、様々な指導技術を学び実践していますが、最も重視しているのは生徒との信頼関係です。生徒の心の状態に常に気を配り、こまめなミーティングで情報を共有しながら、1人1人の指導方針を慎重に協議します。欧米校を視察し、国内外の専門家と交流する中で、日本の発達障がいを巡る教育環境の遅れを目の当たりにしてきました。最良の機材やテクニックを導入しようと努力していますが、まだ差は大きいというのが実感です。授業料として、家計に少なからざる出費をお願いせざるを得ないのは心苦しいのですが、提供する教育の質を下げたくないとの強い信念からであることを、どうぞご理解ください。家庭以外の場所に居場所を見つけて心が安定し、学力向上によって自信を育ててから子どもたちが見せる変化は、私たちの日々の地味な取り組みの原動力です。不登校になり1人で電車にも乗れなかった広汎性発達障害の少年は、1ケタの足し算からスタートして1年で方程式をクリアし、2つも部活を掛け持ちするオシャレな中学生になりました。アスペルガー症候群とディスレクシアを併せ持つ別の少年は、語学を磨いて夢を世界に羽ばたかせようと、イギリスの難関校への留学試験に合格しました。そして、Eijiは、すでにディスレクシアのための特別指導は不要とされ、通常クラスの生徒と学力を競いながら、「ロボットを作る科学者になりたい」という本人の夢に向け、海外の工科系大学進学へ向けた準備を進めています。彼らの人生も、まだ途中経過です。ここで学ぶ子どもたちは、これからの長い人生の道のりを歩む中で、何度も困難にぶつかるでしょう。しかし、皆さんにぜひ知ってもらいたいのは、自分が抱える問題に立ち向かい、それを乗り越えた経験は、子どもたちの心を強くするということ、そして若くして味わった苦しみは、彼らの人間性を豊かにするということです。その強さと豊かさは、きっと彼らの将来を希望あふれる光で照らすと私たちは信じています。晴れやかにここから送りだす日まで、私たちはそのお手伝いをしたいと思っています。